新聞記事のスクラップを国語の勉強材料にした話。

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こんにちは、林です。

さて、今回は「新聞記事のスクラップ」についてお話しします。

実は私は、中学生のころに新聞記事のスクラップを行なっていました。

スクラップというと、気に入った記事・話題のニュース記事を切り取ってノートに貼る、というものを想像するのではないでしょうか。

私もそうしていたのですが、そこに一手間加えて、スクラップを国語の勉強材料にしていたんです。

その一手間とは何か。今回はそれを説明していきます(^_^)

新聞離れ

いまや新聞を読む中高生は少ないと思います。

そもそも社会全体で、新聞離れという風潮がありますよね。

新聞の行為者率

国民生活時間調査(NHK、2015年)より

上表は、NHKの「国民生活時間調査」(2015年)の結果です。

ここ20年ほどで、新聞を読む人の割合が明らかに減少していることがわかりますね。

10代の若者に至っては5%にも及びません。

まあでも、これは仕方のないことなんです。

いまや新聞以外のメディアが発達していますから。

ニュースを見たければPCを開けば済むし、スマホのニュースアプリもたくさんあります。

ただし、ニュースに触れること自体の重要性は変わりません。

熱心に受験勉強をしていると、世の中の出来事よりも教科書の中身のほうに興味の対象が推移しがちなのですが、時事に触れることも教養として不可欠。

いま世の中で何が起きているのかを知らないでひたすら受験の知識ばかり蓄えるのも妙な話ですからね。

また、ニュースの内容というのは一見受験で役に立たないように思われますが、実際はそんなことはありません。

文系の受験生にとっては、新聞の内容は直接的に役に立つことでしょう。

すなわち、新聞は政治や経済に関するニュースがてんこ盛りですから、それらを読むことは時事に関する知識の充実につながるでしょう。

また、政治・経済の用語の意味が教科書だけではよくわからなかった場合、新聞に載っているニュースを読めば、用語の意味をよく理解できるようになるはずです。

新聞というのは、言ってみれば「具体例の宝庫」ですからね。

理系の皆さんは、新聞なんてなんの役に立つんだよ、と思うかもしれません。

けれども、理系に関しても、新聞紙というのは貴重な学習材料です。

というのも新聞記事は、ある出来事についての原因や結果、今後の見通しなどが非常に論理的にまとめられているからです。

理系の受験生からしたら、文章を読んでいるよりも数式をいじっているほうが楽しいかもしれません。

しかし、文章を読んで要点を正確に把握するという練習も大変役に立つものです。

もちろん国語の試験でも活用できるでしょうし、普段論説を読むときでも論点や要旨の整理技術に直結します。

また将来論文のような長い文章を読んだときに、この実験の価値はどこにあるのか、何が新しい発見なのかを瞬時に見抜くことができるようになるでしょう。

こうしたメリットはなにも理系に限ったことではありません。このように、新聞記事に触れることには大きなメリットがあります。

具体的な活用法

ここで、新聞の具体的な活用法を述べたいと思います。

残念なことに、新聞を取っているご家庭は減少傾向にあるようですが、もし皆さんのご家庭で新聞を取っていたら、ぜひフル活用していただきたいと思います。

新聞を取っていなければ、いまこれを読んだのを機に購読を開始しても良いでしょうし、ネットのニュースを印刷することで代用するのもアリだと思います。

こんなことを言うと「お前はアナログな人間だな」といわれそうですが、新聞記事は電子媒体ではなく紙媒体であることがわりと重要だと思います。

科学技術の進歩した現代、いまや電子書籍や新聞の電子版も多数出版されておりますし、それらのほうが持ち運びに関してはずっと楽です。

しかし、紙媒体の何よりの利点は、自分が書き込みたいと思ったときにすぐに書き込みができるという点でしょう。

ぜひ電子版ではなく紙の新聞記事を用意してほしいものです。

新聞記事を用意したら、各自重要だとおもう箇所に線を引いていきましょう。

一時期、三色ボールペンを用いた読書術のようなものが流行しましたが、あれをやっても構いません。

三色も用いるのが面倒くさければ単色でもOKです。

また、線を引く箇所も各自の自由でいいと思います。

一番普通なのは、論理的に・内容的に重要な箇所に線を引くことですよね。ただ、決してそうである必要はありません。

「だが、」や「しかし、」のような接続語にチェックをするのも面白いですし、ある政策についての記事だったらメリットを赤、デメリットを青のように色分けするのも良いでしょう。

大事なのは、自分なりにテーマや目標を定めて、記事を注意深く読みながら適切に線を引いていくということです。

線を引かないで、記事を普通にサーッと読むのも重要ですが、せっかく紙の記事が用意されているなら、最大限活用していきたいものです。

線を引いていく中で、文章慣れもしていくでしょうし、要点を見抜く力が備わるはずです。

なお、せっかく線を引いた新聞記事は、捨ててしまうと勿体ないですからノートやスクラップブックに貼っておくと良いでしょう。

要約の練習にも使おう!

読解力の話をしましたが、新聞記事の活用法はこれだけではありません。

今度は記事の要旨や要約を自分の言葉で文章にまとめる練習の話をします。

先ほど述べた新聞記事に線を引くというのは、私が中学生や高校生のころ実際にやっていたことですが、私はもう一つ別のことをやっていました。

それは、記事の内容を百文字や二百文字にまとめるということです。

私の場合、ノートの見開きを用意して、片面に線を引いた後の新聞記事を貼り、もう片面には百文字や二百文字の要約をまとめて書くという方法を取っていました。

要約の文字数は、記事の長さに応じて自由に設定していいと思います。

線を引いて読むのは読解力の養成につながりますが、自分が読み取った内容を実際に文章にまとめて他者に伝えるためには、このような練習が非常に重要です。

自分が読解できることと、それを他者に正確に伝えられることは全く別のことなのです。

特に近年の受験生は、(私を含めて)こうしたアウトプットが苦手な人が多いように感じますから、この練習はかなりの価値があるといえるでしょう。

要約をするというのは、文章全体をよく見渡して大事なところを見抜かなければなりませんから、相当の国語力が必要です。

なお、要約の字数は自分で決めて良いと述べましたが、意欲があれば、同じ記事について敢えて二百文字要約と百文字要約の両方をやってみるのも面白いでしょう。

その際、まず長いほう(この場合は二百文字要約)をやるのが重要です。

そしてそのあとに、二百文字要約の中からさらに重要な内容を絞りこんでまとめるという作業をするのです。

一気に要約するのと異なり、こうした多段階的な要約は、自分が文章を要約していく過程が目に見えて分かります。

あとでそれを振り返ったときに、自分の要約術の良いところ・悪いところを分析できるので効果倍増です。

先生に見てもらう

新聞記事を線を引きながら読んだり、それを要約してみるという話をしました。

ただこれは私独自の勉強法というわけではないと思います。

おそらく、みなさんの国語の先生の中には、ここまで述べてきたような新聞記事の活用を勧めてくださるくださる先生がいらっしゃることでしょう。

その場合はなおさら、こうした活用術を真似してほしいと思いますし、そうでなくとも、新聞記事を用いた勉強を、ぜひ始めてみてください!

長い間続ける根気があれば、みなさんの国語力に必ず変化があるはずです。

また、自分で記事や要約をまとめたノートは、国語の先生にお願いすれば添削やチェックをしてくださるかもしれません。

実際、私が中高生だったころの国語の先生も快諾してくださいました。

皆さんの意欲ある取り組みは、先生方もきっと評価してくださることでしょうから、ぜひ学校の先生にも協力をお願いしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

新聞記事のスクラップを作成し、国語の教材として利用する方法を説明しました。

私も中学生の頃にこれをやっていましたが、文章をまとめる能力が結構伸びます。

いま社会で起こっている内容を扱っているぶん、国語の問題集に取り組むよりはずっと楽しいのではないでしょうか。

ニュースの内容を理解でき、要約の練習にもなる。

まさに一石二鳥ですね。

ニュース記事をうまく活用して、優れた国語力を養いましょう!

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