日常生活における「勉強」の機会

シェアする

こんにちは。

私たちはどういう時に「勉強」するでしょうか?

ふつう勉強というと、机に向かっている時のことを指しますよね。

でも、勉強の機会というのはそれだけではないんです。

今日は、日常生活に潜む勉強のチャンスについてお話しします。

調べれば済むことを、敢えて調べない

世の中は、どんどん便利になっていきます。

今までは調べるのに苦労したことでも、簡単に調べることができるようになりました。

いまやインターネットがあれば、日常生活で抱く疑問のほとんどは解消できるようになっています。

分からないことをインターネットなどで調べるのは、文明の利器を利用しているわけですから非常に効率がいいです。

しかし、どんなこともインターネット等に頼っていると、自分で考えればわかることすら調べて解決しようとする癖がついてしまうのです。

もちろん、小難しい計算や些末な知識などは、いまやコンピュータに任せればよい時代です。

解析的に解けない積分を手計算で求めようとする人はそうそういません。

コンピュータの計算能力は、いまや人間をはるかに凌駕するものになっていますから、そういった計算はコンピュータにやらせて、われわれ人間はその結果を見てあれこれ考察等するというのが現代的なスタイルといえるでしょう。

また、人間の脳と異なりコンピュータは記憶のプロフェッショナルですから、あまり人間にとって覚える価値のない情報はコンピュータに記憶させればいいのです。

こういう意味では、コンピュータに頼るのは賢い選択だといえるでしょう。

しかし、文明の利器を用いて調べていることの中には、自分の頭で考えれば分かることも実はたくさんあるのです。

曜日

例として、「曜日」を考えてみましょう。

たとえば、今年のバレンタインデーは何曜日かな、と考えたとします。

そのとき、もちろんスマホのカレンダーを見れば簡単に知ることができますが、効率が悪いことを承知のうえで敢えて自分の頭で考えてみるのも時には大事なのではないでしょうか。

バレンタインデーは○日後だから○曜日だな、という風に計算するのです。

なんでそんなバカみたいなことをするんだよ、と思うかもしれません。

前述の通り、自分の頭で考えるというのは効率が悪いのは言うまでもありませんし、わざわざ計算するのは「面倒くさい」のです。

しかし、面倒くさいからといって思考を放棄して調べてしまっては、自分の頭で考えるという機会がどんどん失われてしまいます。

科学技術の発達により、いまや調べられないもののほうが少ないといっても過言ではありませんが、だからこそ人間が自ら思考する機会がどんどん奪われつつあります

そうした時代の潮流に身をゆだねるというのも一つの手段、在り方だと思いますが、自分の思考力も鍛えておかないと、入試に限らず様々なところで苦労することになります。

曜日を自分で計算したくらいで思考力は鍛えられないだろう、と思っていらっしゃることでしょう。

それはある意味正しく、またある意味誤りです。

確かに、曜日の計算ができるからといって入試問題が解けるようにはなりませんし、特別頭がよくなるわけではありません。

しかし、たとえ基礎的な、平易な思考であっても、日常から訓練をしておかないと、いざという時に発展的な思考をすることができなくなってしまいます。

分かりやすく言えば、日常的にできる限り思考をしないと、どんどん頭が鈍ってしまうのです。

日常生活には、いま挙げた曜日の例のように、あえて調べないで自分で考えることで脳のトレーニングになるチャンスがたくさん眠っています。

みなさんも機会を見つけて、積極的に頭を使ってみてはいかがでしょうか。

少なくとも、普通に机にむかってやる勉強よりは退屈でないはずですから。

人との会話も、勉強材料になる!

英語のリスニング試験の途中で、ある瞬間から思考停止状態に陥ってしまいそれ以降内容が全然頭に入らなくなる、という経験はありませんか?

きっと多くの人が一度は経験したことがあるはずです。

私もあります。

もし入試本番でこのような事態に陥ってしまっては目も当てられませんから、常に集中力を保って音声を頭にインプットしていく必要があります。

簡単なように見えて、実はそれって結構体力を消耗する行為なんです。

したがって、睡眠不足の時や疲れているときは特に、集中力を持続することができずに思考停止に陥りやすいのです。

このような「聞く力」が役立つのは、なにもリスニング試験の時だけではありません。

この力を鍛えておけば、日頃の学校の授業なども集中力を保って聞き続けることができます。

ボーっとしたまま先生の話を聞いてもなかなか頭に入らないものですが、集中力をキープすることで学習効率が飛躍的に上昇するはずです。

「聞く力」を鍛えるために、もちろん市販のリスニングの問題集などをやってみるのも良いでしょう。

その際、できれば毎日音声を聞いて、耳を慣らしておくことが重要です。

たとえば英語のリスニングは、何日間も英語を聞かないでいると感覚が鈍って全然聞き取れなくなってしまうことがよくあります。

いつも英語に触れておくのは大変重要です。

ただ、そうした問題集は、せっかく問題がついているのだから問題を解きながら聞きたいところです。

日常でも

日常の中でも、そうした「聞く力」を鍛える機会があります。

集中したまま音声を聞き続けるために有効なのが、日頃の人との会話を注意深く聞いて、大意をしっかり理解しようと努めることです。

英語と日本語では全然違うだろ、と思うかもしれませんが、ここでは言語の違いはさして影響しないのです。

疲れているときや面倒くさいときは、つい相手の話している内容を適当に聞き流しがちです。

しかしそういう時だからこそ、相手の話を真剣に聞いて、相手が何を言いたいのかを理解しようと努めるのです。

そうすれば、疲れていようといなかろうと、集中しながら話を聞く癖が自然とつきます。

また、真剣に話を聞いてあげたほうが相手も喜ぶでしょう。

「癖がつく」という言い方をしましたが、これは意味があってこういう言い方をしています。

たとえばリスニング試験のことを想定してみると、日頃から「聞く」練習をしておかないと、本番でちゃんと実行することはできません。

特に独学だと、音声を聞く練習が蔑ろにされがちですから注意してください。練習でもできない(やっていない)ことは、本番でも絶対にできません。

聞く力は、日頃からのトレーニングが大切なのです。

ちょっと補足

「聞く力」について一つ補足しておきます。

日頃から人の話を集中して聞くと良い、という話をしましたが、それとは逆に日頃から自分の考えていることを他者に話すということも実は重要です。

話すことと聞くことは別物じゃないか、と思うかもしれませんが、実際のところ両者は深くリンクしています。

いずれも聴覚を用いるという点で共通していて、自ら話すことで聞く力も育つのです。

ここで重要なのが、単に「おはよう」とか「今日このあと暇?」とかいう会話ではなく、「○○だから僕は○○だと思う」のように、論理的に組み立てられた内容を話すということです。

日頃の会話の中で、自分が話したいことをこのように整理してから話すことで、会話の中で何が些末なことで、何が具体例で、何が根拠で、何が結論なのかを洞察する能力が身に付きます。

するとたとえばリスニング試験でも、耳に入ってくる内容のうち何が重要なのかを自然と判別できるようになります。

聞いている内容のすべてをメモできれば問題ないのかもしれませんが、それはものすごく大変なことです。

メモする内容としない内容を頭の中で選別してやらないと、とても手が追いつきませんからね。

音読もよい

ひとりで音読することも、似たような理由で効果的。

そのとき、字面を追うだけで何も考えないで音読してしまうと、(意味がない、とまでは言いませんが)効果が半減してしまいます。

大事なのは、やはり要点を頭の中で整理しながらしゃべることです。

このとき、意味の区切りや文章内での抑揚を意識しながら喋るというのが重要。

これは受験だけでなく日常会話でも活用することができます。会話するうえで、「何をしゃべるか」ばかりが意識されがちですが、「どのようにしゃべるか」というのも意識できると、より相手にとって理解しやすい、表現豊かな会話ができるようになるでしょう。

たとえば重要な内容は強調してしゃべる、などです。

音読するにあたっては、英語を音読するもよし、日本でもよし。

教材は自由でいいと思います。自分の気に入ったものを音読してみてください。

先ほども述べましたが、音読は習慣的に行うようにしましょう。そうすることで、入試本番でも十分力が発揮できるはずです。

まとめ

勉強は机に向かってするもの、というのは完全に誤った認識です。

確かに、人物名や公式などは参考書を広げないと勉強できないでしょう。

しかし、迅速な思考力やリスニング能力を鍛える機会っていうのは日常にたくさんあるんです。

それをうまく活用できれば、長時間椅子に座って勉強するよりも効率的に頭が働く、というわけです。

日常に潜む勉強の機会に、目を向けてみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク

シェアする

フォローお願いします!

スポンサーリンク