英単語や古文単語の勉強は「スキマ時間」を活用しよう。

シェアする

(2017/03/25一部改訂)

受験生であれば誰しも「単語」の勉強が必要です。

英語の場合は英単語、古文の場合は古文単語。

漢文の場合は(単語ではありませんが)句法の学習が必要です。

単語の意味を知らないと、たとえ頭で考えても文章が読めません。

つまりある程度は暗記するほかないのです。

でも、単語の暗記って退屈で面倒ですよね。

学校で単語帳(例:ターゲット1900)が配られる学校も多いと思いますが、なかなか勉強は捗らないものです。

部活帰りに家でやろうとしても、疲れて寝てしまったり…

しかし、日常のちょっとした「スキマ時間」を活用すれば、単語学習は圧倒的にラクになるんです!

今回は、スキマ時間を有効活用した単語の勉強法について説明します。

1. 「スキマ時間」って何?

急に「スキマ時間」という言葉を使ってしまいましたが、そもそもこれな何でしょうか。

私たちの日常に潜む「スキマ時間」について説明します。

1.1 学校に行くまでを想像しよう

あなたが朝起きて、朝食を食べ、学校に行くまでの過程を想像してみてください。

特に、通学の時間です。

私の場合高校が家からそこそこ遠かったので、電車を3本乗り継いで学校に通っていました。

高校になると、通学に電車を使っている人は結構多いのではないでしょうか?

もちろん、バスでも構いません。

電車やバスを使っている人は、乗っている間何をしていますか?

寝不足の人は寝ているかもしれません。

ぼーっとしている人もいるでしょう。

スマホをいじっている人が多いのかな。

もちろん朝のゆったりとしたひと時ですから、そうした時間の使い方もOKです。

でも、せっかくなら電車・バス内の時間を有効活用したいと思いませんか?

夜家に帰ってから勉強するよりも、朝のうちに勉強を済ませた方がラクに違いありません。

私は、日常生活に潜んでいる少しの自由時間のことを「スキマ時間」と読んでいます。

電車やバスに乗っている時間、学校の休み時間がそれに相当しますね。

このスキマ時間を有効活用すれば、効率良く単語の学習ができるのです。

1.2 スキマ時間はどれだけあるか

「スキマ時間」と言うからには、大した時間じゃないでしょ?

そう思うかもしれませんが、実際はどうか。試しに計算してみましょう!

通学で電車・バスに載っている時間を計20分としましょう。

そのうち15分を勉強時間に当てたとします。

中高生の場合、年間の通学日数はおよそ200日と見積もれます。

行きだけ勉強するとしても、1年間勉強を続けると

15分 × 200 = 3000 分 = 50 時間

となり、なんと年間50時間にもなるのです。

まさに「塵も積もれば山となる」という感じですね!

一気に何時間も勉強するのは大変ですが、毎日15分であれば「やってみようかな」という気になります。

1日の中で見たら小さな時間ですが、毎日積み重ねることで大きな成果を生むのです!

2. なぜ「単語」なのか?

スキマ時間に単語を勉強する。

でも、なぜ「単語」に限定しているのでしょうか。

決して適当に言っているのではなく、ちゃんとした理由があります。

2.1長文読解と英単語の違い

たとえば、英語の長文読解単語の学習を比較しましょう。

長文読解は、短いものでも20~30分くらいはかかってしまいます。

難関校の入試問題だともっと時間を要することでしょう。

もし電車の中で長文読解の練習をするとどうでしょうか。

電車に乗っている時間を15分とすると、その人は15分しか長文の勉強をできないことになります。

文書を全て読み、問題を解き切るのは不可能です。

しかも中途半端に終わってしまうのでなんだかイライラしてしまいます。

あとで再開する時は、おさらいのためにもう一度文章を読まなければなりません。

これでは、なんだか効率的に学習している気分になりませんよね。

一方、英単語はどうでしょうか。

単語帳を読んで英単語を勉強する場合、これは長い時間を要するものではありません。

1個1個単語が載っているだけですから、電車を降りる時間になったらそこで中断すればOK

文章読解と違って、前に読んだところからおさらいする必要も無いのです。

このように、単語の学習は短い時間でもサクサク行うことが可能。

つまり、スキマ時間を活用するのに適した手段なんです!

2.2 英単語は毎日の学習が大切!

スキマ時間の活用に単語学習が適している理由の一つは「短い勉強時間でも成果を上げられるため」でした。

でも、それだけではありません。

大量の単語を1日でまとめて勉強したことはありますか?

たとえば定期試験直前に、試験範囲の古文単語を一夜漬けで勉強した経験は多くの人が持っていることでしょう。

経験者であればわかると思いますが、そういう勉強ってなかなか成功しないんですよね。

1日でガーッと勉強しても、単語の知識はあまり定着しない。

これが単語学習の難しいところです。

たとえば数学の勉強は、これとは事情が異なります。

新しい解法を知って「なるほど!」と納得すれば、次回以降その解法で解くことが可能になるのです。

あるいは二次方程式の解の公式だって、一度覚えればその後はよほどのことがない限り忘れません。

なぜ単語暗記は大変か。

それは、「忘却」との戦いだからです。

単語は一度覚えたらもう安心、という類のものではありません。

私たちは皆人間ですから、どうしても時間が経つと忘れてしまいますよね。

一度頭の中に入れた知識は、その後抜け落ちないように何度も復習する必要があるのです。

何度も塗り固めて、次第に確かなものにしていくイメージ。

とすると、英単語は短期間で突貫工事をするよりは、長い期間かけて丁寧に学習した方が覚えやすい・忘れにくいことがわかります。

同じ50時間だったら、10日間5時間ずつ勉強するよりも200日間15分ずつ勉強した方がよい、ということ。

ここまでくれば、なぜ単語学習が「スキマ時間」の活用に適しているのか理解できたはず。

毎日少しずつ存在するというスキマ時間の性質は、単語の勉強にぴったりなのです!

3. スキマ時間を活用した単語の勉強法

スキマ時間とは何か、そしてなぜスキマ時間に単語学習をすべきか。

その2点を説明してきました。

次はいよいよ、具体的な勉強法です。

3.1 新出単語型

1つ目は、新しい単語を勉強するというもの。

とりあえず「新出単語型」と呼んでおきましょう。

先ほども述べた通り、単語学習は反復が命です。

したがって、スキマ時間に新出単語を学習したら、その後何度も復習をしなければいけません。

たとえば朝行きの電車・バス内で新出単語を学び、夜寝る前に復習・テストをする、といった具合です。

これは忘れないようにしましょう。

さて、新出単語型の場合、1日に何個くらい勉強すれば良いでしょうか。

あまりに学習する単語が多いと、ひとつひとつの暗記精度が粗くなってしまいます。

逆に少なすぎると、いつまでたっても先へ進めずもどかしく思うことでしょう。

適切な数はもちろん人によって多少異なりますが、林のオススメは1日10個です。

これは、私自身が毎日単語の勉強をしてたどり着いた数字。

毎日10個で良いので、通学中に勉強してみましょう。

どういうルーチンを組めば良いか悩んでいる受験生のために、私のオススメプランを述べておきます。

<林のオススメプラン・新出単語型>

毎朝通学中に、10単語だけ学習する(できる限り暗記する)。

帰り道で、単語の意味を隠して確認テストをする。

答えられなかった単語は、寝る前に(2,3分でよいので)復習してから寝る。

3.2 復習型

2つ目は「復習型」。

文字通り、学校の授業や自宅学習で一度学習した単語の復習をするというものです。

単語の学習は、1回目(初見)と2回目以降(復習)で方法を変えるべき、というのが私の意見です。

初見の単語は時間をかけて丁寧に学習した方が、記憶が定着しやすいのは想像に難くないでしょう。

地盤固めは丁寧にやるのが大切ですね。

一方2回目以降は、丁寧にやっても成果に限りがあります。

単語を見て、意味を覚えていたら復習の必要はありません。

意味を忘れていても、答えを見て「あ、そうだ、そういう意味だった。」と感じたら、少し復習するだけで大丈夫です。

比較的少ない労力で定着します。

こうした事情から、復習型の場合1個1個丁寧にやるよりも数を優先した方が良さそうです。

極端に多いと学習の質が低下するのでそれは避けた方が良いですが、そうでない限りは数を増やした方が成果は増加します。

私のオススメ語数は30個。

そこそこ多いと感じるでしょうが、復習なのでこれくらいでOK。

復習型のコツは、すでに学習した単語をたくさんおさらいすること。

一度ペンキで塗った壁をもう一度塗って綺麗にするイメージです。

こちらも、オススメプランを紹介します。

<林のオススメプラン・復習型>

すでに学習した範囲から30個、毎日復習する。

意味を隠して、意味を言えるかチェックする形式が良い。

忘れていた単語は印をつけておき、寝る前にそれを勉強する。

3.3 併合型

単語の学習は面倒だからスキマ時間だけにとどめたい。

そう考えている受験生も多いことでしょう。

そういう人におすすめなのは、新出単語の学習と復習の両方をやってしまう方法。

仕組みは簡単で、まず昨日学習した単語の復習をし、それが済んだら新しい単語に入るというもの。

両方こなすのでやや忙しくなりますが、長時間乗り物に乗って通学する人はこの方が効率的です。

私も通学で電車に乗る時間が長かったので(約30分)、この併合型にしていました。

最初の10分で前日の復習をし、残りで新しいものに着手する。

あるいは行きで復習、帰りに予習というのもアリです。

勉強する新出単語の個数は10個がおすすめですね。

<林のオススメプラン・併合型>

まず、前日に学習した単語10個の復習をする。

忘れていた単語はその場で確認しておく。

それが終わったら新しい単語10個を学習する。

4. まとめ

ついボーッとしたり、スマホをいじったりしがちな「スキマ時間」。

でも、これを有効活用することで効率よく勉強ができるのです。

中でも単語の勉強が適しているというのは、上で説明した通り。

新出単語型、復習型、併合型の3つを紹介しました。

コレが一番いい、というものはありません。

実際に3つとも試してみて、自分に合った(無理のない)プランを選ぶとよいでしょう。

スキマ時間を活用し、パパッと効率よく勉強しましょう!

スポンサーリンク

シェアする

フォローお願いします!

スポンサーリンク